DXで生産性を向上させるポイント5選!労働生産性を上げるべき理由も詳しく解説
「自社のDXがなかなか進まないんだけど、他社はどうなっているんだろう」
「DXで生産性向上が可能か知りたい」
DXという言葉を耳にするようになって久しいですが、その一方、日本企業においてDXが完全に普及しているとは言えない状況が続いています。
働き方改革を推進しながらもグローバル競争に打ち勝つために、DX推進による生産性向上は不可欠と言えます。しかし、どのように進めればいいのでしょうか?
この記事では、日本における労働生産性の現状や、労働生産性を上げるべき理由について紹介しています。DXで生産性を上げるポイントも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
日本におけるDXの現状
デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、デジタル技術を活用することでビジネスのあり方を変革し、新たな価値を創造することを言います。
DXはさまざまな業界・企業で推進されていますが、完全に普及しているとは言えない状況が続いています。
DXを推進すべき理由とは?
DXを推進すべき理由のひとつとして「2025年の崖」が挙げられます。
2025年の崖は、日本企業のDXが進まなかった場合に起きる、2025年以降の大きな経済損失について問題提起された言葉です。経済産業省の「DXレポート〜ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開〜」で定義されました。
日本企業のDXが進まず、
- レガシーシステムのブラックボックス化
- IT人材不足
- 各種システムのサポート終了
などの課題が解決されないままだと、2025年以降の日本の経済損失は「年間最大12兆円」と予測されています。
また、DX化には「コア業務に注力できる」というメリットもあります。
高齢化により労働人口の減少が進むなか、生産性向上を進めることで、コア業務に使える時間・リソースが増えることは大きな利点です。DX推進はマストであり、喫緊の課題として取り組むべきものと言えます。
なお、DX実現のステップについては、下記の記事も合わせてご覧ください。
日本における労働生産性の現状
ここまで、日本におけるDXの現状について説明しました。労働人口の減少や高齢化が進むなか、DXの進展は労働生産性の向上に直結します。
公益財団法人 日本生産性本部が調査した「労働生産性の国際比較2023」によると、現在、日本の一人当たりの労働生産性は85,329ドル。OECD加盟38カ国中では31位と低い水準です。
日本市場が徐々にシュリンクしていくなか、グローバル市場で勝ち残るために、生産性向上は重要なカギと言えます。
労働生産性を上げるべき理由
生産性向上の重要度について、上げるべき理由もまじえてさらに詳しく説明します。
1つ目の理由は、労働人口減少に対応するためです。
日本は高齢化により、労働人口の減少が進んでいます。少ない労働力でもより多くの価値を生むためには、生産性向上への取り組みは避けて通れません。
IT技術の活用・業務プロセスの効率化などの対策を講じ、限られた人材で高い生産性を実現することが、自社の持続的な成長につながります。
2つ目の理由は、働き方改革を推進するためです。
労働人口は減少の一途を辿っていますが、働き方改革の一環である「ワークライフバランス」を実現するためには、労働時間の短縮・効率的な業務プロセスの確立などが不可欠です。
生産性の向上は、ストレス軽減・業務の効率化を通じ、社員の働きやすさに繋がります。
3つ目の理由は、グローバル競争に対応するためです。
日本は他国に比べて労働生産性が低い状態にあり、このままの水準を維持していると、グローバル市場に取り残されるおそれがあります。労働生産性の向上は他国間との競争において優位に立つための手段であり、新しい価値を生み出すためにはマストと言えます。
生産性向上によるメリットについては、下記の記事でも詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
DXで労働生産性を向上させるポイント5選
ここからはDXで労働生産性を向上させるポイントについて詳しく解説します。
ポイント1:システムによる業務の自動化・効率化
1つ目のポイントは、システムによる業務の自動化・効率化です。
システムを導入し、業務の効率化・ルーティンワークの自動化をおこなうことで、労働生産性がアップします。
まだアナログ的な業務が多く、デジタル化が進んでいない…という企業の場合、最初に導入するシステムとして、タスク管理ツール・コミュニケーションツール・クラウドサービスなどがおすすめです。操作がそれほど難しくない場合が多く、手軽に導入できます。
また、受発注業務をおこなう企業・業界であれば、受発注システム「CO-NECT」の導入も検討してみてはいかがでしょうか。初期費用ゼロ円で導入できるだけでなく、無料トライアルによるお試しも可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。
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ポイント2:データドリブンによる意思決定スピードの改善
2つ目のポイントは、データドリブンによる意思決定スピードの改善です。
データドリブンは、データに基づいて行動・意思決定を行うことです。DXのためにデータを収集・整理したのち、データ分析ツールを活用することで、スピーディな意思決定やデータの視覚化などが可能になります。
ビジネスの意思決定やデータの共有を迅速に行うことは、労働生産性の向上に直結します。
ポイント3:業務プロセスの最適化
3つ目のポイントは、業務プロセスの最適化です。
業務におけるムダなフローをカットする・ルーティンワークを自動化するなど、業務プロセスの見直しや改善を行うことで、生産性向上が実現します。
まずは、ムダな作業を惰性で行っていないか・業務負担が偏っていないかなど、業務の棚卸しを行うのがおすすめです。
ポイント4:柔軟な働き方の促進
4つ目のポイントは、柔軟な働き方の促進です。
時間・場所を問わずに働ける環境づくりを促進することで、社員の働きやすさを向上させましょう。柔軟な働き方を認めることは、社員のエンゲージメント向上・ストレス軽減を実現し、生産性向上にもつながります。
クラウドサービスやコミュニケーションツールなどを活用し、リモートワークでも効果的なチームワークを発揮できるような仕組みづくりを目指します。
ポイント5:スキル向上を目指した社員教育
5つ目のポイントは、スキル向上を目指した社員教育です。
生産性向上を目指してDXを推進する場合、新しい技術やツールの導入を伴うため、社員へのトレーニングが必要になるケースがあります。十分な準備期間を取り、現場が慌てないようしっかり研修を行うことが重要です。
また「ITスキルの不足により一部社員が置き去りになる」「ITスキルが高いために一部社員の業務負担が大きくなる」といった事態にならないよう注意しましょう。
DXによって労働生産性を高めよう
この記事では、日本における労働生産性の現状や労働生産性を上げるべき理由、生産性向上のポイントなどについて説明しました。
生産性を向上するためにはさまざまな方法がありますが、受発注業務を行う企業なら、受発注システム「CO-NECT」がおすすめです。
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