BtoB ECの概要やメリットを紹介!電話やFAXの受発注から効率化を実現

「BtoB ECってなに?」
「BtoB ECのメリットや導入手順を知りたい」
このようにお考えではありませんか。
インターネット取引であるECを導入すると受注業務を効率化できますが、従来の電話やFAXによる受注は手間がかかってしまいます。
そこで本記事は、
- BtoB ECの概要や特徴・注目される理由・市場規模
- BtoB ECを導入するメリット4つとデメリット2つ
- BtoB ECの導入検討時によくある課題3つ
を、紹介します。
BtoB ECを導入することで、在庫確認や納期返答などの業務にかかる人的コストを大幅に削減できます。
業務効率化をお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。
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BtoB ECとは?注目される理由や市場規模を解説
BtoB ECがそもそもどういったものを指すのか、以下の観点から紹介します。
- BtoB ECの概要・特徴
- BtoB ECに注目が集まる理由
- BtoB ECの市場規模
BtoB ECの市場規模は拡大しており、モノを取り扱う業種に多く導入されている傾向にあります。順番にみていきましょう。
BtoB ECの概要・特徴
BtoB(Business to Business)とは企業間の取引を指し、EC(Electronic Commerce)は電子商取引を意味します。つまり、BtoB ECとは「企業間における電子商取引」となり、言い換えると「インターネットを活用した企業向けの取引」です。
BtoB ECには、以下の特徴があります。
- 電話やFAXと比較して、迅速に受発注がおこなえる
- Web検索やWeb広告からの流入が見込める
- 顧客ごとに異なる商品や価格を表示できる
一般的にECといえば、Amazonや楽天などの、企業から消費者に向けたインターネット通販が有名です。しかし、BtoB ECも徐々に注目が集まり、今では大きな市場に成長しています。
BtoB ECに注目が集まる理由
BtoB ECに注目が集まり、普及している背景には以下の理由があります。
- 購買行動の変化
- 働き方改革の推進
- DXの推進
特に働き方改革の推進では、労働時間の削減のみを行う企業も少なくありません。しかし、求められる業務量は変わらないままなので、業務効率化を進める必要があります。
上記の背景により電話やFAXでの受発注が改善の対象となり、BtoBにおいてもECが広まる要因となっています。
BtoB ECの市場規模
経済産業省の調査によると、BtoB ECの市場規模は年々拡大しています。
2016年から市場規模は拡大し、2019年には最大の約352兆9,620億円となりました。2020年は334兆9,106億円と若干の減少がみられますが、新型コロナウイルスの影響と考えられています。
その中でもEC化率は右肩上がりに推移しており、2020年には最大の33.5%を達成しました。
このように、BtoB ECの普及に衰えはみられず、今後も市場規模は拡大していくと考えられます。
BtoB ECとBtoC ECの違いとは?
BtoB ECとBtoC ECには大きく分けて、以下の2つの違いがあります。
- 顧客の違い
- 機能の違い
特に、機能面での違いは多数あるため、確認しておきましょう。
顧客の違い
BtoB ECとBtoC ECは、顧客となる対象が異なります。
BtoB EC | BtoC EC |
---|---|
企業と企業 | 企業と消費者 |
BtoB ECは企業間の取引なので、顧客対象も企業となるのが特徴です。
■対象となる顧客の一例
- 製品のメーカーと部品メーカー
- メーカーと卸売業
- 卸売業と小売店
一方、BtoC ECの顧客対象は消費者で、有名なECとしてAmazonや楽天が挙げられます。
なお、メーカーが消費者向けに運営するECサイトもBtoC ECです。
機能の違い
BtoB ECとBtoC ECの大きな違いは、機能にあります。
商品を販売する点では同様の役割ですが、BtoB ECの場合はBtoC ECより多くの機能が必要です。
BtoB EC | BtoC EC |
---|---|
・取引先ごとに異なる商品を表示する ・取引先ごとに異なる価格を表示する ・決済方法はクレジットカードや代金引換のほか、銀行振込や掛け売りが可能 ・IDは取引先や社員情報と関連付ける ・複数の商品を一覧画面からカートへ投入する |
・基本的に全会員に同一の商品を表示する ・基本的に全会員に同一の価格を表示する ・決済方法はクレジットカードや代金引換が主流 ・IDは個人で使用する ・商品を1種類ずつカートへ投入する |
基本的にBtoBの商談では、顧客の使用状況や求める仕様にあわせて価格が変動します。そのため、すべての取引先に対して、同一の価格が表示されては不都合です。
また、商品の表示も同様です。特定の取引先のみに販売している商品がある場合は、すべての取引先に表示させるわけにはいきません。
さらに、取り扱いに免許が必要な場合もあります。こういった状況を考えると、BtoB ECには取引先によって異なる商品を表示する設定が必要です。
BtoB ECを導入するメリット4つ
BtoB ECを導入するメリットは、以下の4つです。
- 業務の負担が軽減され、生産性向上につながる
- コストの削減により、利益向上につながる
- 販促が強化され、既存顧客からの売上向上につながる
- Web広告や検索から、新規顧客の獲得が見込める
BtoB ECを導入して大きく変化するのは、業務効率です。電話やFAXで受発注をおこなう場合は、在庫確認や納期回答、帳票の作成などさまざまな業務を人の手でこなさなければなりません。
それぞれの業務にヒューマンエラーの可能性もつきまとうため、ダブルチェックなどの確認も必要です。しかし、BtoB ECを導入することで、ほとんどの業務はECサイト上で完結します。
商品や在庫の情報、納期もECサイト上に表示されるため、顧客は問い合わせの電話をする必要がありません。業務負担が軽減されれば工数削減につながり、空いたリソースをコア業務に使用することで、生産性向上が期待できます。
BtoB ECを導入するデメリット2つ
BtoB ECを導入するデメリットは、以下の2つです。
- 既存顧客へのサポートが必要
- 導入コストがかかる
初めてBtoB ECを導入する場合は、導入コストがかかります。BtoC ECを構築するためのパッケージは複数ありますが、BtoB EC向けのパッケージは多くありません。
自社に合うBtoB ECを開発する場合は、1からオリジナルのシステムを開発するスクラッチ開発が必要です。
ただし、1からシステムを開発するスクラッチ開発は、コストも時間もかかるので、できる限り早くBtoB ECを導入したい場合には、不向きといえます。
コストをできる限り抑えたい場合は、CO-NECTがおすすめです。SaaSであるCO-NECTは、システム開発も不要でランニングコストも抑えられます。
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BtoB ECを導入する手順は?6ステップで解説
BtoB ECを導入する手順は、おもに以下のステップが必要です。簡単に紹介します。
-
- 【ステップ1】目的を決める
- 【ステップ2】ECサイトの構築方法を決める
- 【ステップ3】構築や運用にかかる費用を整理する
- 【ステップ4】運用フローを考える
- 【ステップ5】社内で稟議を通す
- 【ステップ6】ECサイトを構築する
特に重要なのが、ステップ1・2の目的と構築方法を決める部分です。
目的は運用の軸となるので、既存顧客との取引を効率化する、新規顧客を取り込むなど、BtoB ECで達成したいことを明確化しましょう。
構築方法はおもに以下の方法があります。
- ASP:クラウド上でソフトウェアを提供しているサービス
- パッケージ:ベンダーが開発したECのシステム
- クラウド:クラウド上でソフトウェアを利用でき、カスタマイズできる
- フルスクラッチ:自社でオリジナルのシステムを開発する
ステップ3・4の予算や導入の緊急性・運用に問題がないかを整理しつつ、目的に合ったものを選びましょう。
また、運用においては顧客担当者や決済方法などの顧客の機密情報を取り扱います。情報漏えいを防ぐためにも、セキュリティ対策も早めに検討することをおすすめします。
BtoB ECの導入検討時によくある課題と対策例3つ
BtoB ECの導入検討時によくある課題を3つ紹介します。
- 既存の業務に合わせたECサイトの構築が難しい
- ECサイト導入で得られる効果がイメージしにくい
- スクラッチ開発は高額な費用がかかる
これらの課題はあらかじめ対策を立てることで、効率的な運用が可能です。ひとつずつみてみましょう。
【課題1】既存の業務に合わせたECサイトの構築が難しい
既存の業務に合わせたECサイトの構築は、簡単ではありません。業務に完全に合わせたシステムを構築しようとすると、カスタマイズや開発が必要になり、高額な費用と時間がかかってしまいます。
そのため、業務の一部をECサイトにあわせて改善できないか考えるのがおすすめです。ECサイトに柔軟にフィットできれば、導入が進めやすくなります。
【課題2】ECサイト導入で得られる効果がイメージしにくい
ECサイトを導入しても、効果をイメージしにくい点が課題として挙げられます。電話やFAXの受発注をECサイトにすると、業務フローが大きく変わって全体像がわかりづらくなるからです。
全体像がわかりづらくなると、かかる費用や工数と得られる効果も見えづらくなります。そのため、ECサイトの制作会社やサービスに見積を依頼し、導入後に得られる効果を確認するのがおすすめです。
【課題3】スクラッチ開発は高額な費用がかかる
BtoB ECをスクラッチ開発する場合は、高額な費用がかかります。専門的な知識やスキルをもつ人材の確保や、開発期間が長期に及ぶからです。ECサイトの規模にもよりますが、数千万円以上が一般的といわれています。
いきなり規模の大きいBtoB ECを開発すると費用と時間がかかるため、気軽に始めたい場合は既存のWeb受発注システムの利用を検討するのがおすすめです。
たとえば、CO-NECTは0円で利用できるフリープランと、全機能をお試しできる2週間の無料トライアルがあります。無料トライアルは、有料プランを検討している場合におすすめです。
一方で、フリープランは機能制限があるものの、初期費用・月額利用料0円で利用できます。CO-NECTの詳細は、以下よりご確認ください!
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まとめ:BtoB ECを導入して業務効率化を図ろう
BtoB ECは、インターネットを活用した企業間の取引方法です。BtoB ECを導入することで、従来の電話やFAXによる受発注がなくなり、問い合わせ対応や確認業務にかかる負担を軽減できます。
ただし、開発には費用がかかり、特に1から開発するフルスクラッチ開発は高額です。現在はクラウド型のようにフルスクラッチ開発以外でも、BtoB ECを導入できる方法があります。
BtoB ECの導入で業務を効率化できれば、売上の向上を見込めます。自社に合ったBtoB ECの導入を検討してみてください。
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