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BtoB向けECサイトを構築する5つの方法!導入前のポイントも紹介

「BtoB向けのECサイトを構築したいけどどうすれば?」
「自社に合う構築方法が知りたい」
このようなお悩みはありませんか?

BtoB ECサイトの構築方法は、「システムをゼロから作る方法」や「用意されたシステムを利用する方法」などさまざまです。

構築方法ごとにコストや開発期間も異なるため、それぞれの特徴をよく理解することが重要です。

そこで本記事では、

  • BtoB向けECの概要
  • BtoB ECサイトの構築方法5つ
  • BtoB ECサイト構築の課題を解決する4つのチェックポイント

などをお伝えします。

構築方法ごとにどんな人におすすめかまとめているので、ご一読ください。

なお、コストを抑えて受注業務をEC化するなら、BtoB受発注システム「CO-NECT(コネクト)」がおすすめです。

CO-NECTは、基幹システムとスムーズな連携をおこなえるうえ、初期費用0円で導入できます。

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BtoB向けECとは?

BtoB ECとは、インターネットを通じた企業間での取引のことです。BtoB向けECには、ECサイトだけではなくEDIと呼ばれる取引形態も含まれます。

EDIとは、取引先企業と専用回線を介して取引を自動化する仕組みのことです。

近年、BtoB ECの市場規模は拡大傾向がみられます。新型コロナウイルスの影響もあり、2020年こそ縮小したものの、300兆円を超える市場規模です。

企業がBtoB ECを導入することで、業務負担の軽減や生産性向上などのメリットが得られます。

なお、BtoB ECの特徴やメリット・デメリットなどは下記記事で詳しく解説しているのでご一読ください。

BtoB ECサイトのターゲットは2種類

Teamwork or focus niche marketing concept. A businessman write a red line circle around yellow businessman icon.

BtoB ECサイトのターゲットは、次の2種類に分かれます。

  1. 既存の取引先がターゲットの「クローズドBtoB」
  2. 全ての企業がターゲットの「スモールBtoB」

両者は異なる特性を持つため、どのような違いがあるかを理解しておくことが重要です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

既存の取引先がターゲットの「クローズドBtoB」

クローズドBtoB型は、既存の取引先にターゲットを絞ったECサイトです。

限られた顧客のみがログインして使用する仕組みになっており、誰もが閲覧できる訳ではありません。

クローズドBtoBは、下記のようなケースで使用されます。

・信頼できる企業とだけ取引したい場合
・既存の取引先と頻繁に取引する場合
・限られた環境のなかだけで情報公開したい場合
・取引先ごとに異なる対応をしたい場合

BtoB ECでは、取引先ごとに価格や表示する商品を変えることも少なくありません。

このように、取引先ごとに異なる対応をしたい場合には、クローズドBtoBが適しています。

全ての企業がターゲットの「スモールBtoB」

限られた企業しか利用できないクローズドBtoBに対し、全ての企業をターゲットにしたのがスモールBtoBです。

BtoC ECサイトの楽天やAmazonのように、誰でも利用できる点が特徴です。スモールBtoBは、次のようなケースで使用されます。

・多くの顧客に向けて販売したい場合
・新規顧客を獲得したい場合
・BtoB ECサイトを手軽に構築したい場合

スモールBtoBは誰でも利用できるため、広告などの集客施策を実施することで新規顧客の流入につながります。

そのため、Web経由で新規顧客を獲得したい場合はスモールBtoBがおすすめです。

クローズドBtoB、スモールBtoBの特性がわかったところで、次は構築方法を詳しく見ていきましょう。

BtoB ECサイト構築方法はSaaS型とオンプレミス型に分けられる

Male hand makes a two fingers up greeting gesture on a blue background. Banner.

BtoB ECサイトの構築方法はさまざまですが、大きく分けるとSaaS型とオンプレミス型の2種類です。

SaaS(Software as a Service)型とは、ベンダーが提供するソフトウェアの機能をインターネットを経由して利用できるサービスを指します。

一方で、オンプレミス型は、システム構築に必要な通信回線やソフトウェアなどを自社で調達し、開発・運用をおこなう仕組みのことです。

BtoB ECサイトの構築方法は、さらに次の5種類に分かれます。

SaaS型 クラウドEC
カートASP
オンプレミス型 オープンソース
ECパッケージ
フルスクラッチ

上記のうち、どの構築方法を選ぶかで費用や開発期間が異なります。続いて、それぞれの構築方法を詳しく見ていきましょう。

SaaS(クラウド)型のBtoB ECサイト構築方法と特徴

SaaS(クラウド)型のBtoB ECサイト構築方法は、「クラウドEC」と「カートASP」の2種類です。

それぞれの概要を次の表にまとめました。

種類 導入コスト 特徴 おすすめの人(企業)
クラウドEC 数百万円~ クラウド上のECプラットフォームを活用する ・自由にカスタマイズしたい人
・常に最新のシステムを使いたい人
カートASP 数十万円 あらかじめ用意されたカートシステムを利用する ・ECサイトを安く作りたい人
・基幹システムと連携する必要がない人

では、ひとつずつ解説します。

カスタマイズの自由度が高い「クラウドEC」

「クラウドEC」は、クラウド上のECプラットフォームを活用する方法です。

世の中の動きにあわせてベンダーが機能をアップデートしてくれるため、最新のシステムを利用できます。

クラウドECの特徴は、下記のとおりです。

■クラウドECの特徴
・個社ごとのカスタマイズに対応できる
・自社でリニューアルする必要がない
・カートASPと比較して導入コストが高め

クラウドECは、フルカスタマイズできるうえ、自社でリニューアルする必要がない点が大きなメリットです。

一方で、「カートASP」と比較すると、導入コストが高くなる傾向にあります。

そこで、少しでも費用を抑えたい方におすすめなのが、クラウド型のBtoB EC(Web受発注システム)である「CO-NECT(コネクト)」です。

CO-NECTは、取引先ごとに扱う商品や価格を自由に設定できます。

また、各プランとも初期費用はかからず無料体験できるため、受発注システムを試しに導入してみたい方にもおすすめです。

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スピード感コストに優れた「カートASP」

「カートASP」は、あらかじめ用意されたカートシステムを利用する方法です。

ECサイトのデザインもテンプレートが用意されており、誰でも手軽かつスピーディーに導入できます。

カートASPの特徴は、下記のとおりです。

■カートASPの特徴
・他の構築方法と比較して圧倒的に安く導入できる
・システムの保守やメンテナンスを実施しなくて済む
・個社ごとのカスタマイズが難しい

カートASPは初期費用が数十万円、月額費用が数万円と、他の構築方法と比べて圧倒的に安く導入できます。

ただ、基幹システムと連携しづらい点や個社ごとのカスタマイズが難しい点がデメリットです。

そのため、「基幹システムとの連携は必要なく、とにかく安く導入したい」と考えている人におすすめです。

オンプレミス型のBtoB ECサイト構築方法

オンプレミス型のBtoB ECサイト構築方法は、「オープンソース」「ECパッケージ」「フルスクラッチ」の3種類です。

それぞれの概要を次の表にまとめました。

種類 導入コスト 特徴 おすすめの人(企業)
オープンソース 数百万円 無料公開されたソースコードを利用して構築する ・コストを抑えたい人
・Web制作スキルがある人
ECパッケージ 数百万円~数千万円 既存のECシステムを自社用にカスタマイズできる ・自由度の高いサイトを構築したい人
・中規模以上のサイトを構築したい人
フルスクラッチ 数千万円~ 既存のECシステムを使わずオリジナルで開発する ・高額な予算をいとわない人
・完全オリジナルで開発したい人

では、ひとつずつ見ていきましょう。

導入や運用のコストを抑えたいなら「オープンソース」

「オープンソース」は、外部に公開されたソースコードを利用して構築する方法です。ソースコードを無料で利用できるため、導入や運用のコストを抑えられます。

オープンソースの特徴は、下記のとおりです。

■オープンソースの特徴
・カスタマイズ性に優れている
・Web制作スキルが欠かせない
・セキュリティ面で不安が残る

基本的にソースコードは自由に改変できるため、カスタマイズ性にも優れています。

ただし、セキュリティ上の欠陥が見つかりやすく、ハッカーに狙われやすい点がデメリットです。

そのため、対象のオープンソースの脆弱性を詳しく調べたうえで、導入をおすすめします。とはいえ無料で導入できるので、コストを抑えてECサイトを構築したい人におすすめです。

顧客の要望に合わせて作成できる「ECパッケージ」

「ECパッケージ」は、既存のECシステムを自社用にカスタマイズできる方法です。

サイト構築に必要なアプリケーションや機能などがパッケージ化されたソフトウェアをもとに、ECサイトを開発していきます。

ECパッケージの特徴は、下記のとおりです。

■ECパッケージの特徴
・柔軟にカスタマイズできる
・大規模サイトにも対応できる
・導入コストが高い

パッケージ型では、ECサイトの公開後も開発会社のサポートを受けながら運用できます。

柔軟にカスタマイズできるメリットがあるものの、その分導入コストが高くなる点に注意しなければなりません。

また、パッケージ型で構築したサイトは数年後に古くなってしまうため、リニューアルが必要になります。

ECパッケージは、中規模以上のサイトを運営したい人におすすめです。

独自に開発を行う「フルスクラッチ」

「フルスクラッチ」は、既存のECシステムを使わず完全オリジナルで開発する方法です。

開発会社へ依頼をし、ECサイトをゼロから構築していきます。

フルスクラッチの特徴は、下記のとおりです。

■フルスクラッチの特徴
・自社の体制にあわせてサイトを最適化できる
・あらゆるシステムと連携できる
・開発期間やコストがかかる

最大の魅力は、予算さえあればどのような要件でも実現できることです。既存システムとの複雑な連携にも対応できます。

ただし、システムをゼロから作るため、BtoB ECサイト構築方法のなかで最も開発期間やコストがかかる点に注意しなければなりません。

フルスクラッチは、高額な予算をかけてまでも業務に最適なECサイトを構築したい人におすすめです。

BtoB ECサイト構築の課題を解決する4つのチェックポイント

Checking or checklist concept. Wooden block with check icon stacked on wooden table. Copy space

最後に、BtoB ECサイト構築の課題を解決するチェックポイントを4つ紹介します。

  1. 取引先から喜ばれるECサイトか
  2. 既存のシステムや別部門との連携ができるか
  3. 属人化による特殊なケースが発生していないか
  4. トータルでEC化のメリットを感じられるか

BtoBのECサイトは、闇雲に構築してしまうと思うような効果を得られません。導入前にチェックポイントをしっかり確認しておきましょう。

【ポイント1】取引先から喜ばれるECサイトか

BtoB  ECサイトは、取引先(発注元)から喜ばれる仕様にすることがポイントです。

なぜなら、せっかくECサイトを構築しても、取引先に使ってもらえないと宝の持ち腐れになってしまうからです。

具体的には、下記のように発注元の企業が今より便利になるサイトを設計する必要があります。

【取引先に使ってもらえるECサイトのポイント】
・発注業務の手間が減る
・仕入れ金額・品目の自動集計など便利な機能が使える
・簡単な発注でヒューマンエラーを防げる

例えば、PCやスマートフォンから気軽に発注できるサイトの場合、発注側の負担を減らすことが可能です。

一方で、手書きやFAXでのやり取りの場合、ヒューマンエラーが発生しやすく、発注履歴なども追いづらくなってしまいます。

受注側だけが便利なサイトは取引先からも嫌がられるため、「発注企業に使ってもらえる設計」を意識することが重要です。

▼取引先にスムーズに導入してもらう秘訣はこちらもチェック

【ポイント2】既存のシステムや別部門との連携ができるか

BtoB  ECサイトの導入を検討する企業のなかには、「既存のシステムと連携させて運用したい」と考える人も少なくありません。

既存システムとの連携を検討する場合、

  • 発送伝票の出力
  • 管理画面と実在庫の連動
  • 取引先情報の管理

など、社内全体で効率化できるかを確認しましょう。

ただし、既存システムとの連携が入ると開発コストがかかるうえ、部門間での連携も必要になります。

そのため、

  • まずは単純に受注の受け取り部分のみデジタル化する
  • 基幹システムとの連携はステップを追って徐々に進める

など、現在の運用状況や社内体制を踏まえつつ何をすべきか判断することが大切です。

【ポイント3】属人化による特殊なケースが発生していないか

3つ目は、現在の業務で「属人化による特殊なケース」が発生していないか確認することです。

例えば、個人の判断で値引きをするなど、イレギュラーな対応が多いとECサイトに反映しづらくなってしまいます。

そのため、EC化の前には現在の業務フローを見直し、特定の担当者しかできない業務が存在していないかチェックすることが重要です。

【ポイント4】トータルでEC化のメリットを感じられるか

新たにECサイトを導入するためには、業務フローの変更や取引先への周知など、さまざまな準備が必要になります。

また、独自のシステムを開発するとなると、莫大なコストが発生する点も考慮しなければなりません。

上記のような課題を踏まえたうえでも、トータルでEC化するメリットを感じられるか確認することが大切です。

ここで、受注業務をEC化した株式会社KOLLECTIONの成功事例を紹介します。

【導入前の課題】
・顧客ごとに発注書のフォーマットが異なるため、受注に関する作業に時間がかっていた
・商品の詳細や価格に関する問い合わせ電話が多く、対応に多くの時間を費やしていた
【導入前の効果】
・注文書のフォーマットを統一できたことで、受注作業をスリム化できた
・システム上の画面に商品の詳細や価格を載せたことで、問い合わせ電話が約80%削減した

株式会社KOLLECTIONでは、Web受発注システム「CO-NECT(コネクト)」を導入したことで、受注業務の効率化につながりました。

CO-NECTでは、発注フォームに載せる商品や価格を顧客ごとに設定できます。また、画面上で受注データを選択するだけで、見積書・納品書・請求書の作成が可能です。

無料トライアルでの利用も可能なので、まずは以下からお試ししてみてはいかがでしょうか。

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まとめ:BtoBのECサイト構築は全体のメリットを考えて実施しよう

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今回は、BtoB ECサイトの構築について紹介しました。ここで改めて、BtoB ECサイトの構築方法5種類を紹介します。

種類 導入コスト 特徴 おすすめの人(企業)
クラウドEC 数百万円~ クラウド上のECプラットフォームを活用する ・自由にカスタマイズしたい人
・常に最新のシステムを使いたい人
カートASP 数十万円 あらかじめ用意されたカートシステムを利用する ・ECサイトを安く作りたい人
・基幹システムと連携する必要がない人
オープンソース 数百万円 無料公開されたソースコードを利用して構築する ・コストを抑えたい人
・Web制作スキルがある人
ECパッケージ 数百万円~数千万円 既存のECシステムを自社用にカスタマイズできる ・自由度の高いサイトを構築したい人
・中規模以上のサイトを構築したい人
フルスクラッチ 数千万円~ 既存のECシステムを使わずオリジナルで開発する ・高額な予算をいとわない人
・完全オリジナルで開発したい人

BtoBのECサイト構築は、闇雲に進めてしまうと逆効果になってしまいます。そのため、下記4つのポイントを抑えることが重要です。

【BtoB ECサイト構築の課題を解決する4つのチェックポイント】
1.取引先から喜ばれるECサイトか
2.既存のシステムや別部門との連携ができるか
3.属人化による特殊なケースが発生していないか
4.トータルでEC化のメリットを感じられるか

なお、BtoB ECサイトを構築する際は、コストや手軽さのバランスを考慮するとSaaS型がおすすめです。

例えば、BtoB受発注システムの「CO-NECT(コネクト)」は、基幹システムとの連携もスムーズにおこなえるうえ、初期費用0円で導入できます。

メールやFAXなど顧客ごとに異なる受注方法を、1つのシステムで一元化することが可能です。

受注業務の効率化やコスト削減につながるCO-NECTについて、導入してみたい方は以下のボタンをクリックのうえご確認ください!

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