【事例つき】BtoB ECを導入するメリットとは?企業側・顧客側に分けて紹介
「企業がBtoB ECを導入するメリットはなに?」
「BtoB ECの導入で顧客にメリットはある?」
このようにお考えではありませんか?
「BtoB EC」とは、インターネットを活用した企業向けの取引のこと。ECサイトは一般消費者向けが多いですが、企業間で利用されるケースも増えています。
この記事では、業務負担の軽減やコスト削減など、BtoB EC導入のメリットについて紹介します。企業と顧客双方の目線から解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、BtoB ECについてより詳しく知りたい方は「【保存版】BtoB ECとは?概要・市場規模・メリット・導入事例を詳しく解説」をご覧ください。
目次
BtoB ECを導入するメリットとは?
BtoB ECのシステムを導入すると、企業側には「業務負担が軽減できる」「コストが削減できる」といったメリットがあります。システムを活用することにより、電話での受注業務やFAXで受け付けた発注書の整理など、手を動かす作業が不要になるのは大きな利点と言えるでしょう。
一方、BtoB ECのシステムを利用する側(顧客)には「商品情報や在庫状況がすぐにわかる」「時間や場所を選ばず、気軽に注文できる」「専用ECだけの特典を利用できる」などのメリットがあります。
次の章から、BtoB ECのメリットを「企業」「顧客」それぞれの目線から詳しく紹介します。
BtoB ECを導入するメリット|企業編
まずは、企業がBtoB ECを導入するメリットを紹介します。具体的には、以下の5つです。
- 従業員の業務負担が軽減し、生産性が向上する
- 受注業務のコストを削減できる
- 販促強化により、既存顧客からの売上が向上する
- 新たな販路開拓により、新規顧客が獲得できる
- データ分析により、マーケ戦略が最適化できる
順番に見ていきましょう。
1.従業員の業務負担が軽減し、生産性が向上する
1つ目のメリットは「従業員の業務負担が軽減し、生産性が向上する」点です。
BtoB ECのシステムを導入すると、人が手を動かさなくてよくなる業務が増加します。特に受注業務に関しては、かなりの負担を軽減できるでしょう。
- 取引先から受注する際の電話応対
- FAXやメールによる注文内容の確認作業
- 自社システムへの入力作業
受注業務は、ミスが許されません。慎重に対応しなくてはならず、精神的な負担もかかるため、この点をシステムで解決できるのは大きなメリットと言えます。
加えて、従業員が過度な業務負担から開放されれば、日々の業務におけるモチベーション向上にもつながり、生産性向上も見込めます。
2.受注業務のコストを削減できる
2つ目のメリットは「受注業務のコストを削減できる」点です。
前述のとおり、BtoB ECのシステムを導入していない場合は、手作業でおこなう業務が発生します。この作業をBtoB ECのシステムで業務を代替することで、人件費のコストを削減できます。
さらに、担当の従業員を他の業務に割り当てられるようになり、人手不足が解消できるケースも。
3.販促強化により、既存顧客からの売上が向上する
3つ目のメリットは「販促強化により、既存顧客からの売上が向上する」点です。
企業のリソース不足の補填目的や販路拡大、24時間365日の営業目的などで利用されることが多いBtoB ECサイト。サイト利用者に対して販促活動が行えるため、既存顧客からの売上向上も見込めます。
- 割引などのキャンペーン情報提供
- 購入時の商品サンプル提供
- 新商品の案内
上記のような販促活動のほか、ECサイトによっては顧客に応じた販促も実施できるため、より高い効果が見込める場合もあります。
4.新たな販路開拓により、新規顧客が獲得できる
4つ目のメリットは「新たな販路開拓により、新規顧客が獲得できる」点です。
BtoB ECでは「ECサイト」を構築しますが、これはクローズドな場だけではなく、インターネット上のオープンな環境で見られるようにすることもあります。
広告やSNSなどを活用しECサイトを認知してもらえれば、販路が拡大し、新規顧客を取り込める可能性が高まるでしょう。さらに、BtoB ECのシステムでは担当者による対応のバラつきが生じないため、どの顧客に対しても一定のクオリティでサービスが提供可能です。
5.データ分析により、マーケ戦略が最適化できる
5つ目のメリットは「データ分析により、マーケ戦略が最適化できる」点です。
BtoB ECを導入すると、顧客の利用状況をデータ化できます。
- 注文内容(売上・販売数など)
- 注文日時
- 月ごとのおおまかな予算
- リピート率 など
これらの情報を元に「顧客に応じた販促」を実施できれば、最適化されたマーケ戦略が可能に。「新商品の告知はいつにするか」「まとめ買いでの割引キャンペーンを◯月に実施しよう」といった、データを元にしたマーケティング戦略を実施できるようになります。
次の章では、利用する顧客の視点でメリットを解説します。
BtoB ECを導入するメリット|顧客編
次に、BtoB ECを導入するメリットを顧客の視点で紹介します。具体的には、以下の3つです。
こちらもそれぞれ順番に見ていきましょう。
1.商品情報や在庫状況をいつでも確認できる
1つ目のメリットは「商品情報や在庫状況をいつでも確認できる」点です。
BtoB ECのサイトを利用している顧客は、インターネット上で「商品情報」や「在庫状況」をいつでも閲覧できるようになります。今まで電話やメール、FAXなどで企業に問い合わせ、情報を確認していた場合「電話やメールを用いて確認していた時間的コスト」が大幅に軽減できるでしょう。
さらに、企業の営業時間に関わらず、必要なものをいつでも購入できることも大きなメリットと言えます。たとえば「ちょっとした移動時間を活用して発注」「早朝や深夜に発注」といったことも可能です。
2.商品を発注しやすくなる
2つ目のメリットは「商品を発注しやすくなる」点です。
BtoB ECを利用する場合、気軽に発注できるのは大きなメリットです。たとえば電話での注文は気後れしたり、メールでの注文は面倒だったりという顧客も、ECサイトからであれば発注のハードルはぐんと低くなるでしょう。
加えて、発注業務は同じ商品のリピート注文をするケースが多いもの。BtoB ECによっては「注文リスト登録」「注文履歴から再発注」などの機能もあり、発注の利便性が格段に向上します。
3.EC利用特典の恩恵を受けられる
3つ目のメリットは「EC利用特典の恩恵を受けられる」点です。
「割引などのキャンペーン」「購入時、商品サンプルの提供」など、ECサイト利用者限定の特典を受けたことがある人も多いのではないでしょうか。これらの特典は電話やFAXでは受けられないため、ECサイトを利用した人だけのメリットと言えます。
割引などのキャンペーンを利用することで、経費を削減できることもあります。
BtoB ECを導入してメリットを享受できた事例
ここからは、BtoB ECを導入してメリットを享受できた事例を4つ紹介します。
企業側と顧客側、それぞれの事例を紹介しているので、自身の状況にあわせてご覧ください。
企業事例1|株式会社エムエイチジェイ様(受注側)
企業事例の1つ目は「株式会社エムエイチジェイ様」を紹介します。
BtoB EC導入前の課題 | BtoB EC導入で解決できたこと |
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BtoB ECを利用することによる一番大きなメリットは、業務時間を短縮できたことです。さらに、業務時間の短縮により空いた3時間を、ECショップの運営やサイトのデザインに充てられるようになりました。
企業事例2|株式会社麻生様(受注側)
企業事例の2つ目は「株式会社麻生様」を紹介します。
BtoB EC導入前の課題 | BtoB EC導入で解決できたこと |
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「月40時間の残業時間短縮」はかなりインパクトのあるメリットと言えます。また、電話での受注はどうしてもミスが発生しやすいですが、システム化したことにより誤納品も減りました。業務担当者の負担も大きく軽減した事例と言えます。
顧客事例1|tokotoko様(発注側)
顧客事例の1つ目は「tokotoko様」を紹介します。
BtoB EC導入前の課題 | BtoB EC導入で解決できたこと |
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FAXの送信エラーは、自分ではなかなか防げないものです。BtoB ECサイトを導入したことにより「発注できていなかった」というトラブルがなくなったことは大きなメリットでしょう。
さらに、ECサイトの「商品登録」「発注履歴」といった機能を活用し、発注にまつわる業務効率の向上にも成功しています。
顧客事例2|株式会社七屋様(発注側)
顧客事例の2つ目は「株式会社七屋様」を紹介します。
BtoB EC導入前の課題 | BtoB EC導入で解決できたこと |
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約1時間半という朝の限られた時間の中で発注をしなければなりませんでしたが、余裕をもって発注・出勤の準備ができるようになりました。また、LINEでの発注機能により「自宅のパソコンからしか発注できない」という制約がなくなり、メーカーの受注締切時間に間に合わないケースを削減できました。
BtoB ECのメリットを享受するなら「CO-NECT」がおすすめ
BtoB ECの導入には大きなメリットがあるものの、導入コストがかかったり、サイト構築に労力がかかったりという課題があります。気軽に始めたい場合は、既存のWeb受発注システムの利用を検討するのがおすすめ。たとえば、受注管理システムのひとつ「CO-NECT」には、下記の特徴があります。
- 受注から伝票作成までワンストップで利用できる
- LINEと連携することで、LINE画面から発注できる
- 発注側の使用料は無料
CO-NECTは「受注側の業務フローのスリム化」「顧客側は無料かつ発注が便利になる」など、取引する双方に大きなメリットをもたらします。
使用感を確かめたい方に向けて、CO-NECTはフリープランを用意しています。気になる方は、以下のボタンからお気軽に無料トライアルを利用してみてください。
\電話やFAXによる受注をデジタル化できる!/
受発注システム「CO-NECT」の詳細はこちら
▲初期費用0円ですぐにスタート可能
BtoB ECに関するよくある質問
最後に、BtoB ECに関するよくある質問を紹介します。
BtoB ECを利用する際の疑問解消にお役立てください。
そもそもBtoB ECとは何?
BtoB ECとは「インターネットを活用した企業向けの取引」のこと。Amazonや楽天などの「BtoC EC」とは異なり、「BtoB EC」は法人向けの商品やパッケージをインターネットで販売します。
電話やFAXを利用するのと比較して、迅速に受発注がおこなえることから、近年注目度が上がっています。詳しくは以下の記事で解説しているので、気になる方はぜひご一読ください。
BtoB ECサイトの構築方法は?
BtoB ECサイトは、サービスの提供形態により、大きく分けてSaaS型とオンプレミス型の2種類があります。さらに構築方法で分類され、合計で5つの種類に分類できます。
SaaS型 | オンプレミス型 |
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フルカスタマイズしたい場合は「クラウドEC」、既存のECシステムを自社用にカスタマイズしたい場合は「ECパッケージ」など、用途や予算によって構築方法を選べます。
BtoB ECサイトの構築方法は以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。
BtoB ECを上手に活用して最大限メリットを得よう
BtoB ECは、導入する企業・利用する顧客の双方にとって大きな利点があります。特に企業側は、業務負担軽減やコスト削減、利益向上が見込めることなど、享受できるメリットは計り知れません。
- 受発注作業にかかる工数や人件費
- 受発注作業にかかる従業員の負担
- BtoB ECにかかるコスト
などを比較し、メリットがあると感じたら導入を検討してみてください。
BtoB ECを検討する場合、気軽に導入できる既存のWeb受発注システムの利用がおすすめ。受発注システム「CO-NECT」なら、ECサイトを一から構築する必要なく、すぐに利用を始められます。
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