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BtoB EC導入の成功事例を紹介!BtoB ECが注目される理由や導入のメリットも解説

「BtoB ECを導入すると、本当に業務を効率化できるの?」
「実際に導入した効果がわかる事例を知りたい」

近年、市場規模が拡大しているBtoB EC。自社でも導入を検討しているが、本当に効果があるのかわからず、費用対効果の点で踏み切れない…という企業もあるのではないでしょうか。

この記事では、BtoB ECを実際に導入した成功事例や、BtoB ECを導入するメリットなどについて説明しています。事例においては、導入前の課題と導入後の効果を合わせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

なお、BtoB ECについてより詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

BtoB ECとは


BtoB(Business to Business)とは、企業間の取引のことを言います。EC(Electronic Commerce)は電子商取引のことで、「BtoB EC」は「企業間における電子商取引」となります。

今まで電話やFAXで注文を受付していた場合は、BtoB ECを導入することで、受付業務や紙の書類の管理などさまざまな受注作業が不要になります。業務効率化やコスト削減の実現は、大きなメリットと言えるでしょう。

BtoB ECの事例8選を解説

ここでは実際にBtoB ECを導入し、成功した事例を紹介します。

※企業名をクリックすると、詳細をまとめた場所までスクロールします

企業事例1|株式会社札幌フードサービス様(受注側)

株式会社札幌フードサービス様は、飲食店に食肉加工品などを卸している企業です。

BtoB EC導入前の課題 BtoB EC導入で解決できたこと
  • 取引先からの注文を整理するために早朝出勤をしなければならない
  • 受注時の聞き間違い・読み間違いが原因で納品ミスが発生する
  • 受発注作業をシステム化することで手作業が減り、早朝出勤が不要になった
  • システム上で受注するため、納品ミスも減った

電話やFAXで注文を受付していることで上記の課題が発生しており、課題解決のためBtoB ECを導入。受注データをシステム上で管理できるようになったことで、受発注業務を大幅に短縮でき、納品ミスも減りました。

参考:株式会社札幌フードサービス様 | 導入事例

企業事例2|株式会社トーシン青果様(受注側)

株式会社トーシン青果様は、飲食店や学校給食に食材を納入している企業です。

BtoB EC導入前の課題 BtoB EC導入で解決できたこと
  • 受注にまつわる事務仕事を手作業でおこなっており、計算ミスなどのヒューマンエラーが発生する
  • 書類を紙で管理しているため、保管コストがかかる
  • 手作業でおこなっていた事務仕事をシステム化でき、ヒューマンエラーが減少した
  • データをシステム上で管理できるようになり、保管コストが減少した

受注や請求に関する事務関連の業務を手作業でおこなっていたこと、書類を紙で管理していたことなどから、上記の課題が発生。BtoB ECを導入し受注作業をシステム化できたことで、ヒューマンエラーも発生しにくくなり、紙の保管コストも減少しました。

参考:株式会社トーシン青果 様 | 導入事例

企業事例3|株式会社KOLLECTION様(受注側)

株式会社KOLLECTION様は、韓国コスメの卸売りをされている企業です。

BtoB EC導入前の課題 BtoB EC導入で解決できたこと
  • お客様ごとに注文書のフォーマットが異なるため、受注作業が煩雑だった
  • 商品に関する問い合わせの電話対応に時間がかかった
  • BtoB ECの導入によりフォーマットを統一でき、受注作業をスリム化できた
  • BtoB ECの画面上に詳細な商品情報を掲載したところ、電話での問い合わせが減少した

注文書のフォーマットがお客様によって異なることから上記の課題が発生し、BtoB ECを導入。フォーマットを統一したことで、受注作業の効率化に成功しました。注文画面に商品の詳細情報を掲載したところ、問い合わせの電話も約80%減少したそうです。

参考:株式会社KOLLECTION 様 | 導入事例

企業事例4|株式会社キャトルプラン様(受注側)

株式会社キャトルプラン様は、防犯システムの提案・販売をおこなう企業です。

BtoB EC導入前の課題 BtoB EC導入で解決できたこと
  • 電話やFAXでの受注が多く、テレワークに移行できない
  • 紙管理の書類が多く、BCP対策が進まない
  • 電話・FAXでの受注を廃止できたことで、テレワークへの移行が可能に
  • 紙の書類も減り、BCP対策も推進できるように

電話・FAXでの受注が多く、受付のため総務担当の社員が必ず出社しなければならないという課題があった同社。BtoB ECを導入したことで電話・FAXの対応が不要になり、テレワークに移行できました。FAXでの受注がなくなったことで紙管理の書類も減り、BCP対策も進められたそうです。

参考:株式会社キャトルプラン 様 | 導入事例

企業事例5|ケーエス産業株式会社様(受注側)

ケーエス産業株式会社様は、包装資材の卸売をおこなう企業です。

BtoB EC導入前の課題 BtoB EC導入で解決できたこと
  • 担当者の外出が多いことから注文のFAXに気づかず、受注から出荷までにタイムラグが発生していた
  • FAXの到着確認など、お客様とのコミュニケーションコストがかかっていた
  • 外出先でもスマートフォンで注文内容の確認が可能になった
  • 受注をシステム化することで、FAXにまつわるコミュニケーションコストを削減できた

すべての注文をFAXで受付していたことから、上記の課題が発生。BtoB ECを導入することで注文内容をスマートフォンでも確認できるようになり、その場で出荷依頼をかけることが可能になりました。FAXにまつわるお客様対応もなくなり、コミュニケーションコストも削減できました。

参考:ケーエス産業株式会社 様 | 導入事例

企業事例6|株式会社日創プラス様(受注側)

株式会社日創プラス様は、美容・健康機器の生産販売をおこなう企業です。

BtoB EC導入前の課題 BtoB EC導入で解決できたこと
  • 受注後の確認や伝票作成に手間と時間がかかっていた
  • 伝票を全て紙で管理していたため検索性が低く、保管コストもかかっていた
  • システムが自動的に伝票を起こすため、別途作成が不要に
  • 紙での管理も不要になったため、保管コストの削減にも成功

メール・FAXで受注していたために、受注したあと伝票を起こす作業に手間がかかるという課題があった同社。BtoB ECを導入することで、伝票はシステムが自動的に作成してくれるように。受注内容をデータ管理できるため、紙での管理も不要になりました。

参考:株式会社日創プラス 様 | 導入事例

企業事例7|美点工場有限会社様(発注側)

美点工場有限会社様は、レストラン「海鮮中華 宮の森れんげ堂」を運営する企業です。

BtoB EC導入前の課題 BtoB EC導入で解決できたこと
  • 発注作業により電話・FAXの通信費がかかっていた
  • 電話での言い間違いなどにより、発注ミスが起こっていた
  • 電話・FAXにかかる通信費が不要になった
  • システム化したことで言い間違いが発生しなくなり、発注ミスも削減できた

発注先の9割ほどが電話での対応だったため上記の課題が発生し、課題解決のためBtoB ECを導入。電話での発注作業がなくなったことで、その作業に関連する人件費と通信費が年間8万円以上削減できたそうです。また、言い間違いによる発注ミスも発生しなくなりました。

参考:美点工場有限会社様 | 導入事例

企業事例8|ル・フレザリア パティスリー様(発注側)

ル・フレザリア パティスリー様は、東村山市のフランス菓子店です。

BtoB EC導入前の課題 BtoB EC導入で解決できたこと
  • 電話・FAXによる発注作業に手間と時間がかかっていた
  • 紙詰まりや送信エラーなど、FAXならではのトラブルに悩まされていた
  • 発注作業をシステム化することで、かかる手間を大幅に削減できた
  • インターネットFAXに移行したことで、従来のFAX特有のトラブルが発生しなくなった

FAXでの発注作業に手間がかかり、上記の課題が発生していた同社。BtoB ECを導入したことで、発注にかかる時間を大幅に削減できたそうです。また、システムを利用したインターネットFAXに移行したことで、紙詰まりや送信エラーといった従来のFAX特有のトラブルも発生しなくなりました。

参考:ル・フレザリア パティスリー 様 | 導入事例

BtoB ECを導入するメリット

BtoB ECを導入するメリットは、以下の例があります。

  • 従業員の業務負担が軽減し、生産性が向上する
  • 受注業務のコストを削減できる
  • 販促強化により、既存顧客からの売上が向上する
  • 新たな販路開拓により、新規顧客が獲得できる
  • データ分析により、マーケ戦略が最適化できる

生産性の向上・業務の効率化、コスト削減、売上の向上などが大きなメリットと言えます。BtoB EC導入のメリットについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

BtoB ECが今注目される理由

ここまで、BtoB ECを導入した実際の成功事例や、導入によるメリットについて説明してきました。では、今なぜBtoB ECが注目されるのでしょうか。その理由について、順番に解説していきます。

  • DXの推進
  • BCPの推進
  • EC化率の上昇
  • ITインフラの整備
  • 働き方改革の推進

DXの推進

1つ目の理由は「DXの推進」です。
DXとは「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」のこと。「デジタル技術を利用し、企業活動を変革することで、新しいビジネスモデルやそのプロセスを生み出すこと」を意味します。今後の市場の変化に対応するため、ビジネスの現場においてDXの推進は避けて通れません。

BtoB EC導入は、DX推進の方法のひとつとして注目されています。BtoB ECを導入し、受注・在庫管理・出荷など受注作業を自動化することで、業務の効率化やコスト削減などが実現できます。

BCPの推進

2つ目の理由は「BCPの推進」です。
BCPとは「事業継続計画」のことを言います。企業が自然災害やテロなどの緊急事態に陥った際、損害を最小限に食い止めつつ事業を継続できるよう、緊急時の対応方法などについてあらかじめ取り決めておく計画です。

BtoB ECを導入することで、出社できない状況でもリモートでの取引が可能になり、事業を継続できます。また、BtoB ECのプラットフォームを介して取引先とコミュニケーションを確保できること、取引データをバックアップできることも大きなメリットです。BtoB ECの導入は、BCP対策のひとつとして注目されています

EC化率の上昇

3つ目の理由は「EC化率の上昇」です。
EC化率とは「電話やFAX、メールなど、すべての商取引金額において、ECでの取引金額が占める割合」のことを言います。

特に近年はコロナ禍の巣ごもり需要もあり、EC化率は年々上昇。Amazonや楽天市場などのBtoC ECによりECそのものが身近になったこと、ECなら場所を選ばず24時間いつでも効率的に買い物ができることなどから、BtoB ECもその需要が高まっていると言えます。

ITインフラの整備

4つ目の理由は「ITインフラの整備」です。
インターネットが普及して久しいですが「電話やFAXで注文を受ける」「請求書を郵送する」など、企業間取引がアナログな方法でおこなわれていることは珍しくありません。

現在は、少しずつ企業内のITインフラ整備が進み、BtoB ECを導入する環境が整ってきました。取引の効率化や自動化によるコスト削減を図るため、BtoB ECが注目されています。

働き方改革の推進

5つ目の理由は「働き方改革の推進」です。
近年働き方改革を推進する企業が増えており、そのために「生産性の向上」「長時間労働の解消」などの重要性が高まっています。

深刻な人手不足もあり、限られたリソースを有効活用するためにも、業務効率の向上は避けられません。BtoB ECの導入は、働き方改革を実現する手段として注目されています

まとめ:BtoB ECはCO-NECTがおすすめ

今注目されているBtoB ECは、業務効率化や生産性の向上、コスト削減、新たな販路の開拓など、導入することによりさまざまなメリットがあります。

実際に導入した成功事例を確認し、自社と課題が共通している企業があれば、ぜひ参考にしてみてください。

BtoB EC導入を検討するなら、受発注システム「CO-NECT」もおすすめです。CO-NECTならシステムを一から構築する必要がなく、スムーズに導入できます。

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