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受注代行の料金や相場、メリット・デメリット、おすすめ業者3選を解説!

商品を販売する事業において、受注業務は欠かせません。しかし、急に受注数が増えたり、繁忙期だけ忙しかったりすると、対応するのは難しいものです。

「受注業務にかかる手間や時間を減らしたい」
「ミスの少ない運用を実現したい」

このような悩みをお持ちの方は、受注代行サービスを検討してみましょう。受注代行サービスを利用すると、工数や経費を削減しつつ、受注処理を安定化できる可能性があります。

本記事では、受注代行サービスの利用を考えている方に向けて

  • 受注代行にお願いできること
  • 料金形態
  • メリット・デメリット
  • 業者の選び方
  • 受注代行が依頼できる会社3選

などについて解説します。

「自社に合った受注代行を選びたい」とお悩みの方は、ぜひ最後までご一読ください。

なお、受注代行はとても便利なサービスですが、導入コストの高さに悩んでしまう企業も少なくありません。

本記事を読んで「受注代行への依頼は少し難しい」と感じたなら、導入コストが抑えられる「受発注システム」も検討してみましょう。受発注システムについては下記の記事で詳しく紹介しているので、興味がある方はぜひご覧ください。


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受注代行とは?

受注代行とは、商品やサービスの受注に必要な事務作業を代行してもらうサービスのことです。たとえば、「注文受付」や「顧客からの問い合わせ対応」などを代行できます。

以下のように、自社リソースが足りない場合に依頼するのが効果的です。

  • 繁忙期の影響で受注が増えてきた場合
  • 新規事業を立ち上げて忙しくなった
  • 受注業務の担当者が退職してしまった

EC事業の拡大によって、自社のリソースだけで受注業務が追いつかなくなることもあります。

忙しくなると一つひとつの対応に時間を避けられなくなり、丁寧な対応が難しくなってしまいます。その結果、ヒューマンエラーなどのミスを誘発したり、サービスの品質が下がってしまったりすることもあるでしょう。

最終的に顧客満足度の低下につながることも多いため、対策を打ちたいところです。このときおすすめなのが、受注代行の活用です。

では、具体的にどういった業務をお願いできるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

受注代行に依頼できる業務内容

受注代行サービスでは、下記のような業務を依頼できます。

受注対応 商品の注文を受け付けて、発送手続きを行う。注文の受付方法が店舗やサイトによって違う場合、特に注意が必要。
出荷指示 商品発送に必要な指示データの作成。発送通知メールを顧客に送る。
在庫管理 在庫情報を正確に管理する。売り越しや欠品を防ぐ。
返品・交換処理 商品の返品や交換に対応する業務。特に実物の商品を見ずに購入するECサイトでは、返品・交換依頼が一定数存在する。
顧客対応 顧客からの問い合わせに対応する業務。受注・発送管理ともつながりが深く、連携が必要。
入金管理 支払い方法が振込だった場合に限り必要な業務。着金の確認漏れがないようにする。

これらの業務をすべて自社で実施する場合、事業規模によっては多くのリソースが必要です。倉庫担当をはじめとした別部署との連携が必要な業務も存在するため、どうしても伝達ミスが起きてしまいます。

このようなヒューマンエラーを防ぐためには、受注代行サービスの利用が有効です。

受注代行を導入する料金相場

受注代行サービスの利用料金は、以下の2つのタイプがあります。

▼受注代行を依頼するときの料金タイプ
・月額固定
・従量課金

月額固定は、毎月1〜10万円が相場で、扱う件数による料金の変動はありません。多くの場合、平均の受注件数や扱っている商品によって月額料金が決定されます。

従量課金では、「売上高」や「扱った受注件数」によって利用料金が変動します。売上高による変動制を取っている場合、一般的には5〜10%が相場です。

さらに付け加えると、紹介した2つを組み合わせた「毎月の固定費+従量課金」という料金タイプもあります。

受注代行を導入する3つのメリット

この章では、受注代行を導入するメリットを3つ解説します。

自社の課題を解決できるメリットがあれば、受注代行サービスの導入を検討してみましょう。

【メリット1】受注に関わる業務の工数削減が期待できる

受注に関わる業務は、受注対応・出荷指示・在庫管理など、1件あたりかなりの工数になります。受注代行に委託すれば、これらの雑務に追われることなく、本来すべきコア業務にリソースを割くことが可能です。

受注代行に依頼する前に、自社の業務フローの中で「特に時間のかかっている業務」を整理してみることをおすすめします。整理後に受注代行サービスに問い合わせをすることで、具体的な効率化イメージを把握しながら利用すべきか判断できます。

【メリット2】受注業務の安定化を図れる

受注代行を専門にしている会社は、効率良く受注業務を進めるノウハウを持っています。そのため、高品質かつミスの少ない安定した状態で業務を推進することが可能です。

自社だけの運用では、安定した受注業務をこなすのはなかなか難しいものです。ミスの少ない安定した受注業務ができることは、自社はもちろん、発注業者にとっても大きなメリットになります。

【メリット3】人件費を削減できる

受注業務の人員が足りない場合、新たに従業員を採用しなければなりません。当然、採用活動や新人の教育にはコストがかかります。

その点、受注代行サービスへ依頼すれば、自社で採用・教育のコストをかけずに業務効率化を図れます。

では、デメリットとしては何があるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

受注代行の導入で気を付けたい2つのデメリット

受注代行には下記のように2つのデメリットがあります。

導入してから後悔しないように、デメリットを事前に把握しておきましょう。

【デメリット1】社内に受注業務のノウハウが溜まらない

どうしたら受注業務の課題を解決できるのか、どのように効率化できるのかなど、社内での成功事例を蓄積できません。成功できるノウハウが溜まらないため、自社だけでは業務を推進できず、受注代行サービスに頼る期間が長くなってしまいます。

自社にノウハウが溜まらない点や利用料金がかかり続ける点などに問題がなければ、受注代行サービスを利用し続けるのも1つの手です。

【デメリット2】顧客情報や社内の機密情報が外部へ漏れる可能性がある

外部の受注代行業者へ依頼するため、顧客情報や売上などの重要な情報が流出するリスクがあります。セキュリティ対策が万全で、信頼して任せられる受注代行業者選びが重要です。

受注代行サービスの公式サイトなどに、セキュリティの取り扱いについてのページがあるはずです。もしもない場合は、問い合わせをして営業資料を取り寄せましょう。

受注代行業者を選ぶ3つのポイント

この章では、受注代行業者を選ぶポイントを3つ解説します。

業務の効率化と安定化、コスト削減のメリットを最大化するために、これらのポイントを押さえている最適な受注代行業者を選びましょう。

【ポイント1】自社が必要としている業務を代行してくれるか

受注代行会社によって、業務の対応範囲が異なります。「何を依頼したいのか」「どの業務を効率化させたいのか」を明確にして、受注代行サービスを選ぶことが重要です。

先述した下記の「受注代行に依頼できる業務内容」を参考に、自社では何を依頼したいのか整理しておきましょう。

  • 受注対応
  • 出荷指示
  • 在庫管理
  • 返品・交換処理
  • 顧客対応
  • 入金管理

【ポイント2】費用対効果は得られそうか

自社で人件費をかける場合と比較して、受注代行に依頼したほうがコスト削減や業務効率化が見込めるか検討してみましょう。自社で受注業務を続けていく場合、従業員の採用費や給与、教育コストなども必要です。

受注代行業者をある程度絞れたら、見積もりを取って自社で受注業務を続けていくコストと比較しましょう。

【ポイント3】セキュリティ対策は万全か

個人情報や機密情報の流出を避けるために、セキュリティ対策が万全な業者を選ぶ必要があります。万が一、顧客情報が流出すると、クレーム対応や顧客の信頼を失うなど、大きな損害が出てしまいます。

たとえば、「長年の実績がある」「上場している」などはひとつの指標になります。受注代行サービスの会社が信頼できるかどうかは、必ず事前に確認しておきましょう。

受注代行を依頼できる会社3選

受注代行を依頼できる会社・サービス3選をご紹介します。

この中から、自社のニーズに合ったサービスを探してみてください。

KS Premium Staff

KS Premium Staffは、ECや通販などのBtoC事業や、メーカーや卸などのBtoB事業まで、さまざまな業種の受注代行を実施しています。

Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングから自社ECサイト、他店舗展開など、幅広い販路の受注代行ができることも強みです。

料金 従量課金(要見積もり)
サービス内容(一部)
  • 備考欄確認
  • ステータス変更
  • 入金確認メール
  • キャンセル対応
  • 注文内容変更
  • 支払方法変更
  • オーソリ業務
  • クレジット金額変更
  • 送り状番号登録
  • 配送日時変更
  • 出荷指示
  • 返品対応
  • 電話・メールでのお問い合わせ対応
公式サイト https://www.ks-premium.jp/support/

株式会社イディオム

株式会社イディオムは、実績10年・取引社数100社以上・運営継続率95%を誇ります。利用料金の支払いを、固定型か成果報酬型かで選択できることも大きな特徴です。

また、ネイティブスピーカーが常駐しているため、海外の顧客にもスムーズに対応してくれます。

料金 見積もりの上、固定型か成果報酬型か選べる。

固定型

  • 一受注あたり30円〜
  • 一梱包あたり100円〜
  • 月額固定費用150,000円〜

成果報酬型 売上に対する10%〜

従量課金(要見積もり)

サービス内容(一部)
  • 入金確認
  • 各種メール送信
  • 顧客情報管理
  • 電話問い合わせ対応
  • メール問い合わせ対応
  • クレーム対応
  • 資材調達・管理
  • ピッキング作業
  • 梱包作業
  • 発送メール配信
公式サイト https://idiom-inc.co.jp/ec-backoffice/

Art Fulfillment Center

Art Fulfillment Centerは、ECサイトの構築・運営代行会社です。

受注代行業務だけでなく、ECサイト制作や運営、コンサルティングも行っています。制作・運営・物流に一貫して対応できることが強みです。

料金 要見積もり
サービス内容(一部)
  • 問い合わせの電話
  • メール対応
  • メーカーへの製品確認
  • クレーム一次受付
  • 返品受付
  • 返品処理
  • メーカーへの修理
  • 交換の手配
  • 銀行振込入金確認
  • 梱包ボックスの選定
  • ラッピング・物流パートナーへの出荷指示
  • 物流システムへの入荷指示登録
  • 在庫数量報告
  • 在庫発注
  • 在庫数反映
公式サイト https://art-trading.co.jp/

業務全体の効率化には「受発注システム」もおすすめ

「受注業務の効率化」が目的であれば、受注代行業者への依頼以外にも方法があります。たとえば受発注システムを導入することで、自社の業務を効率化可能です。

受発注システムとは、受発注業務を効率化できるシステムです。受発注システムであれば、業務効率化による工数の削減や誤発注・誤受注などの人的ミスの低減を実現できます。

たとえばクラウド型受発注システム「CO-NECT」には、受発注業務を効率化できる機能が豊富にあります。FAXやメールで管理していた受注方法がシステムに集約されるため、管理コストを大幅に削減できるでしょう。

さらに、受注データを起点とする帳票作成の自動化機能など、効率化を支援する機能が豊富にあります。発注側は無料で利用できるため、取引先への導入もかんたんです。

受発注業務の効率化を考えている方は、下記からお気軽にご相談ください。

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受発注システム「CO-NECT」

まとめ:受注代行で工数と経費を削減しよう!

受注代行サービスをうまく活用することで、以下のようなメリットがあります。

  • 受注に関わる業務の工数削減が期待できる
  • 受注業務の安定化を図れる
  • 人件費を削減できる

受注業務の効率化や経費削減を進めたい方は、受注代行業者に相談や見積もりを出してみましょう。

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受注業務代行サービスCO-NECTクロート 

なお、よりコストを抑えて受注処理業務の効率化を図りたい場合は、受発注システムの導入もおすすめです。たとえば、「CO-NECT」はクラウド型の受発注システムです。受注データをシステムに集約することで、管理コストが下がります。

さらに、帳票の自動作成機能など、効率化を進めやすい機能も豊富にあります。導入に関しての質問などがある方は、以下からお問い合わせください。

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受発注システム「CO-NECT」

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